それで、靴がのばされている間、僕は村上春樹を読んでいた |
この二ヶ月ほど、けっこう忙しかったのだが、ここへきてパタッとヒマになった。やることはあるけれど、3日後にしちゃっても問題はないようなことばかりだから、どうしたもんかと考えて、「ここはやっぱり村上春樹だろう」ということになり、昨日買ってきて読み始めた。
読み始めると止まらなくなって、ベッドで眠りながら読み、睡魔に負けると眠り、雨音で目を覚ましてまた読み、トーストを焼きながら読み、コーヒーを飲みながら読むという調子だった。
Godzillaさんと違って、僕は日頃ほとんど本を読んでないから、グワーッと20時間とか止まらなくなって読書をした記憶ってのが、この10年間で数回しかない。パッと思い出すのは、三島由紀夫の「豊饒の海」四部作と、水村美苗の「本格小説」あたりかな。多分、もっともっと読んでいれば、色々読みたい本にも出会うのだろうと思うけど、そこに至ってないという感じかな。
20時間我を忘れて読み続けさせるるだけでも、すごいもんですよね。